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戦艦大和ノ最期 |吉田 満
戦艦大和ノ最期戦艦大和ノ最期
吉田 満
講談社 刊
発売日 1994-08
価格:¥987(税込)
発送可能時期:通常24時間以内に発送
オススメ度:★★★★




貴重な証言 2005-06-08
あとがきによれば本作品は終戦直後に書かれたとのことであるが、それでも沖縄特効作戦中の大和艦内の様子をほぼリアルタイムに描き出したものと思って間違いないだろう。私は今でもこの作品を一乗組員の証言として捉えている。証言として興味深いことはいくつかあり、ひとつ例を挙げれば、艦内で戦艦対航空機の優劣を論じても戦艦優位を主張する者がおらず、「世界の三馬鹿、無用の長物の見本―――万里の長城、ピラミッド、大和」などと言う雑言が流布していたそうである。このことからすると、この作戦が成功すると信じていた乗組員は一人もいなかったのではなかろうか? それでも任務を疎かにした者はいなかったようである。この辺が日本人の日本人たる所以かもしれないが、やりきれない気持ちばかり湧き上がってくる。この作品が発表された当初(昭和24年頃)、戦争肯定の文学であるとか、軍国精神鼓吹の小説であるとかの批判がかなり強く行われたそうである。敵愾心や軍人魂を強調する表現が含まれているためらしいが、戦闘や漂流、著者を救出した駆逐艦内の惨憺たる描写からは厭戦気分しか催してこない。いずれにしろ、当時の大和乗組員たちが実際に何を思い何をしたのかを後世に伝える優れた作品だと思う。


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この記事は2006/5/7に作成しました。


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